「麻布怪談」 小林恭二 文藝春秋 ☆☆☆ 2009年11月15日初版
img20100208.jpg 大阪の儒家に生まれた真原善四郎は若くして妻を亡くし、不惑を前に江戸に出て親に隠れ国学を学ぶ。その家に狐が化けた女や幽霊の女が訪ねてきて…。と、葛の葉(こちらの女の名はゆずり葉)やら牡丹灯籠(ちょっと違うか? こういう幽霊の話は他にあったような気もするが思い出せない)やらの面影を持ってきて軽い読み物に仕立て上げています。主人公が儒学から国学水戸学に進むのと、化けギツネ、幽霊が関係を迫るというあたりでもう少しなにかあるのかと思ったけれどそういうことも無いようで。