「ウォーク・ザ・ライン」 ジェームズ・マンゴールド ☆☆☆
ジョニー・キャッシュの自伝的物語。典型的なアメリカ南部のプアホワイトの家庭に生まれ兄を無くしたことと、カーターファミリーのジューンとの恋愛問題をずっと綴っていく。
面白かったのは、1950年頃のジェリー・リー・ルイスやエルビスとのツアーの様子と、自分たちの歌のファンと歌手の生活感がズレていくその皮肉さ。それは父親との問題でもあり、たぶんあの時代も絡んでいるんだと思う。もうひとつ、後半フォルサム刑務所のライブで終わるのかと思ったらもうひとつヤマを用意していた。まあ、筋からいえばそうなんだろうけどもう少しライブのシーンを見たかったような気もする。
あと、薬の問題。おそらくディランがナッシュビルスカイラインを出した頃、キャッシュは最低の状態だったのだろうか? それと映画の中の挿入歌を主演のホアキン・フェニックスとリーズ・ウィザースプーンはすべてやっているというのは驚き。キャッシュなど特に後半、なんとなくそれらしく聞こえるからたいしたもんだ。
2005年作品
ジョニー・キャッシュの自伝的物語。典型的なアメリカ南部のプアホワイトの家庭に生まれ兄を無くしたことと、カーターファミリーのジューンとの恋愛問題をずっと綴っていく。
面白かったのは、1950年頃のジェリー・リー・ルイスやエルビスとのツアーの様子と、自分たちの歌のファンと歌手の生活感がズレていくその皮肉さ。それは父親との問題でもあり、たぶんあの時代も絡んでいるんだと思う。もうひとつ、後半フォルサム刑務所のライブで終わるのかと思ったらもうひとつヤマを用意していた。まあ、筋からいえばそうなんだろうけどもう少しライブのシーンを見たかったような気もする。
あと、薬の問題。おそらくディランがナッシュビルスカイラインを出した頃、キャッシュは最低の状態だったのだろうか? それと映画の中の挿入歌を主演のホアキン・フェニックスとリーズ・ウィザースプーンはすべてやっているというのは驚き。キャッシュなど特に後半、なんとなくそれらしく聞こえるからたいしたもんだ。
2005年作品
「聞き書石川の食事」 農山漁村文化協会
浅野がなぜ激昂して刃傷に及んだか? を当時の朝廷と幕府の関係からくる問題だったのではないか、という設定で書かれた赤穂浪士もの。最初はなかなか興味深い出だしなのですが、雑賀衆の大石襲撃あたりから違うんじゃないの? という感覚になり、どんどんつまらなくなってきて、下巻では家康の誓文書の問題もどこかに行ってしまって、ただの赤穂浪士ものになってしまっている。それでも読ませるのは忠臣蔵という物語の力か?
男女二人が荷物を引き払ったアパートで一夜を過ごす。明日の朝には二人はここを去り別れていくが…。なにか芝居でも意識したような作品。章ごとに語り手を変え奇数章は男が偶数章は女が語ります。それはいいとして(ケレン味が強すぎる?)二人の話の中で二つの謎が出てくるのですがその謎の解が強引すぎます。もっともそういった謎の解はどうでもよく、『女は過去を断ち切ることの出来る生き物。』で『女には、自己憐憫という娯楽があるのだ』というのがテーマなのでしょうが。
銭湯に関するさまざまな蘊蓄。ペンキ絵についてもいろいろと書いてあり、ペンキ絵やタイル画では、(富士山の見える地域では)富士山の絵柄が多いが、その他のモザイク画などではいろいろな画題があるとのこと。そういえば、早稲田にあった風呂屋では「パリスの審判」らしきシーンが描いてあったな。また、東京では洗い場の奥に湯船が設置されている形が多いが、地方ではそうでもないそうで、落合にある人生浴場のような洗い場の中央に小判型の湯船があるのは地方型だということがわかります。