「大衆音楽史」 森正人 中公新書 ☆☆★
著者の専攻が文化地理学とかいうもので、『ある時代のある場所で文化がどのように作り上げられ維持されているのか、そこに生きる人びとの感覚がどのように構成されるのかを考えている』だそうです。で、『人間の移動と文化接触がアメリカとヨーロッパにどんな音楽的変化をもたらしたかという視点』から西欧大衆音楽史を編もうとした。取り上げられているのはポピュラーミュージックの誕生から、ジャズ、ブルース、ロック、パンク、レゲエ、ヒップ・ホップなど。
ただなー、視点が違うのだから問題にするべきじゃないのかもしれませんが、どうしてもブルース、ロックなどの記述に対して、違和感があります。これは著者が1975年生まれということで、それ以前の事柄についてはどうしても書物などに頼るしかなかったからでしょうが。それにしてももう少し音楽自体を聞いて欲しい気がするのですが。あまりにも記述が資料頼みになりすぎている気がします。
著者の専攻が文化地理学とかいうもので、『ある時代のある場所で文化がどのように作り上げられ維持されているのか、そこに生きる人びとの感覚がどのように構成されるのかを考えている』だそうです。で、『人間の移動と文化接触がアメリカとヨーロッパにどんな音楽的変化をもたらしたかという視点』から西欧大衆音楽史を編もうとした。取り上げられているのはポピュラーミュージックの誕生から、ジャズ、ブルース、ロック、パンク、レゲエ、ヒップ・ホップなど。ただなー、視点が違うのだから問題にするべきじゃないのかもしれませんが、どうしてもブルース、ロックなどの記述に対して、違和感があります。これは著者が1975年生まれということで、それ以前の事柄についてはどうしても書物などに頼るしかなかったからでしょうが。それにしてももう少し音楽自体を聞いて欲しい気がするのですが。あまりにも記述が資料頼みになりすぎている気がします。
「山でクマに会う方法」 米田一彦 山と渓谷社 ☆☆☆
短編集。前半は京極堂シリーズの出だしのようなトーンの作品が並んでいる。中ではベッドの下に人の顔が表れる「下の人」が笑ってしまう。後半はホラーというか昔の奇妙な味の短編という趣。そして最後は少し理屈っぽい「こわいもの」構成はわかるけれどこの作品はあまり面白くない。でもこうして見てみると、京極堂シリーズがいろいろな要素を取り入れて良くできているのがわかります。