2008年08月

白旗伝説

「白旗伝説」 松本健一 講談社学術文庫 ☆☆☆
img20080829.jpg 沖縄戦の時の、白旗を持った少女の写真から、白旗が降伏を表示するという認識が実はペリーが来日した際に渡された白旗と、書簡によるということを、いろいろと書いていて、それはいいのですが、そこからの広がりがよくわからない。ペリー来航が砲艦外交だったなんてことは、当時の世界情勢から見れば当たり前なことだし、それほど声を大にして言うことでもないと思うのだが。まあそんなにムキにならないで、って言いたくなってしまうのだが・・・。

殺しの烙印

「殺しの烙印」 鈴木清順 1967
 なぜか、青梅中央図書館には昔の日活アクション系のDVDが多くあるのですが、ご存知のように、これはそれとはちょっと毛色が違い、鈴木清順が『訳の分からない映画を作る』というので日活を解雇される原因になったのではないかと思われる作品。
 先日テレビで見た、「北北西に進路をとれ」は、いま見るとめちゃくちゃな設定だなと思いますが(ヒッチコックは確信犯だが)それよりも気になったのは各カットの長さが、今の映画に比べると随分と長いことです、そのためいま見ると随分とのどか?に見える。それに比べると、この映画はやはり設定とストーリーは無茶苦茶なのですが、各カットの秒数が短くて、現代の映画とそんなに変わらない。ただ、見ていると、『映画』に役者とストーリーが、付いていけてないなという感じがだんだん強くなってくる。そういう意味でもこの先進性?は凄いと思うが、それは不幸でもあったのかな。

ピアノ・ブルース

「ピアノ・ブルース」 クリント・イーストウッド ☆☆★
 そこそこ楽しいけどまとまりが無いし、ブルーズでなんでピアノなんだ? と思っていたら、予告編集を見てわかった。ブルース生誕100年を記念してマーティン・スコセッシ総指揮のプロジェクト7作品のうちのクリント・イーストウッドが監督したピアノパートだったんだ。中で、プロフェッサー・ロングヘアーが古いインタビューフィルムの中で、子供の頃、道ばたによくピアノが棄ててあり、それを路地に引き込んで修理して弾いていたという話(まるで「ピアノの森」じゃないか)と50年代だと思うけれど白黒の記録フィルムの中で、オーティス・スパンがヤマハのピアノを弾いているのをへぇーと思って見ていた。

夏祭り08

 今年の夏祭りはすっかり雨にたたられた、うちの組(中組)の手伝いは今年は前日の土曜日で、まあまあの天気だったのだが、それでも午後に突然の夕立があり(これはすごかった降り出したと思ったら瞬時に土砂降りになり隠れる間もあらばこそ)練習が少し押してしまったが、祭り当日はもっと悪く朝のうちは細かい雨が降っていたのが、午後になってだんだん激しくなってきた。結局、今回は朝の集落にある各社を廻る宮参りというのにだけ行った。
 前日の練習の手伝いをしていると、この祭りが集落のものだというのがよくわかった。まあそれもいろいろと難しくなってきてるのかもしれないが、それでもまだなんとか存続出来ている。それでも、獅子舞の練習を食い入るように見ている幼女が、笛や太鼓の音にあわせて体を揺らしていたり、中学生以上がそれぞれ布袋に入れた自分の和笛を持っていたりといったこともあるので、まだしばらくは大丈夫だと思いますが。
 で、今年の撮影は、準備風景をビデオで撮影。(これは使い物にならないなと自分では思う)本番は朝の宮参りだけつきあいました。雨の中の撮影は大変だし、今年は獅子舞よりも集落の人物中心に行くと決めてましたから。

ナ・バ・テア

「ナ・バ・テア」 森博嗣 中公文庫 ☆☆☆★
img20080827.jpg スカイ・クロラの原作(の1冊)。草薙とティチャの関係の物語。映画の設定の少し前の時代、草薙がまだ戦闘機パイロットだった頃。全部一人称の文章は読みにくいのかと思ったがそうでもない。飛行機での戦闘シーンの簡潔さが救い?になっているのか。ただ、キルドレ≒青少年の、その幼さも含めた悩みというか、もやもやとしたもの?はわかりますが、そこへ「一発で××」を持ってくるというのはどうなんだろう?
livedoor プロフィール
タグクラウド
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ